
私は、1993年春、日本・ロシア貿易協会の一員(当時英国モルガングレンフェル銀行の日本法人国際部長でした)としてアルマティ(Almaty)を訪問いたしました。カザフスタン政府より大歓迎をして頂き、有名な山と湖の観光地へのご案内もして頂きました。
その時の素晴らしく美しい光景は、今でも目の裏に焼き付いています。
約1週間の滞在期間が終わる頃、国立外科・小児血液病病院のオルマンタエフ(OPMAHTAEB)院長、オマロバ(OMAPOBA)小児血液病棟部長に招かれ病院を訪れました。
そこには1949年からセミパラチンスクで開始されたソ連の核実験(1989年まで40年間に合計456回)等に影響を受けたと思われるたくさんの白血病の幼児、子供たちがベッドに寝ていました。最大の問題は白血病に効果のある医薬品の在庫がほとんど無いことでした。
翌年1994年から医薬品を手持ちで通関ができなくなった2002年まで、毎年、白血病治療薬・バスタオル・手袋・お菓子等を病院にお届けしました。
この間、1994年には、オルマンタエフ先生、オマロバ先生を日本にお招きしました。両先生は、聖路加国際病院等を訪問し、細谷亮太小児科部長(当時)と治療方法等の意見交換をされました。その後もカザフスタン政府がPPP(Public Private Partnership;官民連携事業方式)の導入に際し、日本の先行事例を学びたいとの要請に基づきアスタナを何度も訪れ講演をしています。
2015年、奈良県橿原市に一般社団法人日本の寺子屋を設立いたしました。私は、日本の寺子屋の理事長としてカザフスタン・日本人材開発センター(ジャナール所長)と連携してカザフスタンの学生を橿原市に招待するプロジェクト(橿原市インバウンド観光事業)を開始しました。
2016年8月、カザフスタン学生13名が日本の文化の発祥の地・橿原市を訪問し日本の文化・歴史を体験・学習しました。2019年まで毎年多くの学生をお招きでき、日本を知って頂きました。
2018年3月4日、カザフスタン日本人材開発センターのジャナール(Zhanar)所長と日本の寺子屋の理事長植田との間でカザフスタン日本シルクロード協会(Kazakhstan Japan Silk Road Association)設立に係る文書が調印されました。設立の目的は、定款に詳しく記載されていますが、両国の友好親善に貢献する活動を行うことです。これまで、春にアルマティで開催される日本語弁論大会、秋に旧国立博物館で開催されるアルマティ日本文化デーを支援してまいりました。
協会には現在、約400名のカザフスタン会員がいます。日本側の会員募集はこれからとなります。
人と人の交流が深まることが何よりも大切ではないかと考えます。
協会を通じた人的交流を進化させていきたいと思います。
皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。
2022年 11月 17日
カザフスタン・日本シルクロード協会 会長
植田和男
会長 植田和男 <主な経歴>
伊藤忠商事株式会社(1971年4月入社)
英国モルガン・グレンフェル銀行(1990年1月入社)
プライスウォーターハウス青山監査法人(1995年4月入社)
特定非営利活動法人 日本PFI協会 設立(1999年9月)
一般社団法人日本の寺子屋 設立(2015年5月)
株式会社LUKES 設立(2015年5月)
沿革
2018年創立ー2024年現在
2024年